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■リレーコラム テーマ 2. こうすればもっと良くなる!授業実践

第7回 ティームティーチング(2)
田縁 眞弓(立命館小学校英語科アドバイザー)

 ALT ( Assistant Language Teacher) あるいはJTE ( Japanese Teacher of English ) の先生を教室にお迎えする場面は、新しい出会いにワクワクしている子供たちにとっては、英語をコミュニケーションのツールとして実際に使う、またとないチャンスになります。それを最大限に生かすための流れをここではご紹介しましょう。

◇A 自己紹介

 なるべく英語だけでしてもらうようにしましょう。(以下の点はあらかじめお願いしておきます。)

1. 一度にたくさんの英語を話さない(最大3センテンスくらい)
2. 常に児童の表情を観察し、わからなそうな子がいれば「英語」で繰り返すの ではなく黒板に絵を描いてみせる
3. 笑顔でジェスチャーたっぷりに話す

B 質問してみよう

 次は担任の先生の出番です。打ち合わせの時に得た情報(好きな色、食べ物、 スポーツ)を使って児童を巻き込んだ活動に入ります。

1. 既習の項目で、すでにカードなどがあれば、それを黒板に貼り、児童に “What sport ( color/fruit/food/day of the week ) does Mr. Brown like?” と問いかけます。(この質問が児童にとって難しすぎるのでは、と思うときは、 問いかけながら、ハートマークを黒板に描きましょう)
2. カードを一枚ずつ示しながら読み上げます。
児童は、自分の予想したものに挙手します。
3. “Let’s ask him!”と言いながら、それぞれの予想した項目を”Do you like baseball?”“Do you like tennis?”と質問していきます。全員で聞くのではなく、あくまでも自分の予想したものの質問を言わせます。)
4. ALTあるいはJTEの先生は一つ一つの質問に答えます。


〜☆〜☆〜☆〜「おまけ」のアイデア〜☆〜☆〜☆〜
本当の情報を使うことはとても大事なのですが、例えば項目が「色」であった場合などは、ALTあるいはJTEの先生には最後のひとつになるまでずっと ”No, I don’t.”と言い続けるようお願いをしておきます。 児童の予想がすべて外れた時点でもう一度残ったものから予想を立てるようにします。「知りたい」「聞きたい」気持ちからでる英語は、子どもたちの素直な生きた言葉です。ここでみられる児童の積極的な発話に、先生方は驚かされることでしょう。
*ただし、ここで知った情報を児童は決して忘れませんから、その先生は、その情報を必ず「おぼえておく」ことが必要です。


 「A 自己紹介」では、児童たちは一生懸命英語を聞いて理解しようとし、「B 質問しよう」では、学んだ言語材料を実際に使って話そうとします。 項目を様々なものに広げることで、その先生を迎えての次の授業の最初の5分間アクティビティとしても使えます。
 相手のことをさらに知りたいと思う気持ちや、自分の予想が当たるかどうか確かめるために英語を使うことは、普段の教室にもう一人の先生を お迎えしたからこそできる貴重な「コミュニケーション活動」と呼べるでしょう。

2008年9月18日

 
田縁 眞弓 (たぶち まゆみ)
田縁眞弓(立命館小学校英語科アドバイザー) 

立命館小学校英語科アドバイザー

著書・その他:
英語の「授業力」を高めるために―授業分析からの提言 (三省堂、2005/4)
・Boost! Skills Series (Longman Pearson New York) シリーズ・エディター
・Hip! Hip! Hooray! Longman Pearson Hongkong) シリーズ・エディター

 

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